驚き…東北道・蓮田SAで「自動車盗」注意呼び掛け 来場者「わずかな時間でも鍵を」
2019/11/25/00:00
自動車盗難の被害を防止するため、県警が関係団体と協力したキャンペーンを行い、注意を呼び掛けている。
14日に東北自動車道上り蓮田サービスエリア(SA)で行われたキャンペーンでは、SAの利用客を対象にクイズ形式の防犯指導を実施。県内の自動車盗の認知件数や月決め駐車場での被害の多さなどを出題し、正解者には車のハンドルを動かないようにする防犯グッズなどを贈呈した。
来場したさいたま市の無職男性(70)は「県内だけで700台以上も車が盗まれていることに驚いた。わずかな時間でも鍵をかけるようにしたい」と話していた。会場では関係機関の協力でクラシックカーの展示も行われた。
県警生活安全総務課によると、今年1~10月末までの県内の自動車盗認知件数は545件(前年同期比115件減)。71件は鍵を付けたまま車を離れて被害に遭い、鍵を付けていない状態で被害に遭ったのは474件だった。
同課は「鍵を付けていなくても盗まれてしまうケースもある。防犯グッズを活用して被害を防いでほしい」と呼び掛けている。