埼玉新聞

 

女子高生発案、牛乳料理コンクール優勝のレシピを商品化 県牛乳普及協会、熊谷のレストランに感謝状

  • 山崎シェフに感謝状を贈る坂本会長理事(左)=熊谷市上川上のフレンチレストラン「アミュゼ」

  • 来年1月からメニューに復活する「くまじょのラビオリはるか」

 県牛乳普及協会(深谷市、坂本富雄会長理事)は、3年前の牛乳料理コンクールで優勝した高校生の料理を商品化した熊谷市のフレンチレストラン「アミュゼ」に感謝状を贈った。

 2017年6月の「牛乳月間」に合わせて同店で商品化されたのは「くまじょのラビオリはるか」。リコッタチーズ、モッツァレラチーズ、豚ひき肉、長ネギをみその風味でラビオリにし、地元野菜の小松菜とホタテのクリーミーなソースで仕上げた。

 料理は16年10月に開催された第37回牛乳料理コンクール県大会(同協会主催、埼玉新聞社など後援)で優勝した県立熊谷女子高校の武田遥さん(当時)が発案したレシピに、同店エグゼクティブシェフの山崎法夫さんが手を加え、コース料理の一品として提供された。

 約1カ月で500食以上もオーダーがあった人気料理だったという。

 山崎さんは「地元の高校生が発案したレシピというだけでわくわくした。みそを使ってコクを出す発想に感心した」と当時を懐かしんだ。

 この日もてなしを受けた同協会の坂本会長理事は「とてもおいしかった。彩りが美しく、見るだけでも食事が楽しめた」と笑顔で味わっていた。同店では、「くまじょの~」の人気を再現しようと、来年1月からコース料理のオプションとして復活させるという。

 牛乳料理コンクール県大会は今年で40回目を迎え、優勝作品も決定した。忍田行廣事務局長は「今回も商品化の協力店を探し、料理を通じた牛乳の消費拡大につなげていきたい」と話している。

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