ビールに合う草加せんべい、草加市長らが県庁で紹介 知事にPR依頼、乾杯前にせんべい割る独自作法も提案
2019/11/26/00:00
草加市の浅井昌志市長と草加せんべい振興協議会の豊田重治会長、キリンビール埼玉支社の笠原賢一支社長らが25日、県庁に大野元裕知事を訪ね、ビールに合う味の新しい草加せんべい「KANPAI!SENBEI!」の紹介と拡販へのPRを求めた。
「KANPAI!SENBEI!」は同協議会と同支社が、2020年東京五輪・パラリンピックで訪日する観光客らを草加に呼び込む新たな土産品として、共同で開発した。
薫製しょうゆ味のせんべいに、ローストしたアーモンドと昆布をまぶした味。同協議会が地場品とのコラボレーションに取り組む同支社に依頼。米国出身の実力派の料理人やキリンの田山智広マスターブリュワーも協力し、作り上げた。1枚入りのせんべいを乾杯前に割る独自作法も提案した。
ラグビーワールドカップ(W杯)開催中に、試合会場の熊谷ラグビー場で試食を実施し、多くの外国人から好評を得た。16、17日に草加市内であった「彩の国食と農林業ドリームフェスタ」でも販売し、千枚以上売れたという。
試食した大野知事は「昆布の香りがすごく良くておいしい。ぜひ、せんべいと乾杯前の作法を全国に広げてほしい」と期待を寄せた。
「KANPAI!SENBEI!」は同市のせんべい店「いけだ屋」と「大馬屋」で1枚150円(税込)で販売。市内の飲食店13店でも順次、お通しなどで提供する。市内での評価を高め、国内外に拡販することも見据える。