「死なせて」橋から身を乗り出す女性 ウオーキングの会社員ら女性の服つかみ危機一髪 羽生署が表彰
2019/11/27/00:00
羽生署(神丸憲司署長)は22日、人命救助の功労で群馬県明和町の自営業早川和範さん(46)と同町の会社員神谷晃一さん(44)に同署で感謝状を贈った。早川さんは館林地区消防組合明和消防団の団長、神谷さんは明和消防団の前副団長だった。
同署によると、2人は20日午後6時40分ごろ、利根川に架かる昭和橋の歩道をウオーキング中、羽生市寄りの場所で橋から身を乗り出し、今にも飛び降りそうな女性を見つけた。早川さんが女性の服をつかみ、神谷さんが足を押さえ、飛び降りを防いだ。2人で身柄を確保すると、「死なせて」と言ったという。女性は群馬県内の60代で、通報で駆け付けた同署が保護した。
2人は「女性は飛び込もうとしていた。こちらが1人だったら防ぎきれなかったかも知れない。助けられて良かった」と振り返った。神丸署長は「危機一髪のタイミングだった。2人のおかげ。助かって良かった」と感謝した。