27日午前11時10分ごろ、熊谷市万吉のコンクリート製品メーカー「日本ヒューム熊谷工場」で、コンクリートパイル(杭=くい)の製造作業をしていた同市村岡、バングラデシュ国籍の派遣社員、ホック・ザイトルさん(50)が杭に胸を挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
熊谷署によると、ホックさんは杭の型枠からボルトを外す作業をしていたが、別の作業員がクレーンでつり上げて横方向に移動させていた杭と、置いてあった杭に挟まれたという。
杭は長さ約15メートル、直径約1メートル、重さ約5トン。目撃した作業員が会社を通じて119番した。同署で原因を調べている。