埼玉西武ドラ3松岡を祝福、少年時代に出身の野球チーム「浦和ビッグウェイブ」 プロ入り2人目
ルートインBCリーグ埼玉武蔵ヒートベアーズから、埼玉西武ライオンズにドラフト3位で指名された松岡洸希投手を祝福しプロの世界へ送り出そうと、さいたま市スポーツ少年団野球部会浦和に所属する浦和ビッグウェイブは24日、さいたま市民会館うらわで「松岡洸希君を祝う会」を行った。
松岡投手は浦和ビッグウェイブ出身。竹之内満明代表、大柴武夫団長をはじめ、現役の選手たちや父母など約90人がプロ入りを祝福した。
竹之内代表は「急な呼び掛けに多くの人たちが集まってくれた。元福岡ソフトバンクホークスの摂津正投手に続いて、ビッグウェイブから2人目のプロ野球選手が生まれた。息の長い選手になってほしい」と激励。大柴団長は「小学生のころは、やせていて小さかった。まさかここまで成長するとは」と驚いていた。
和やかな雰囲気の中、松岡投手と現役の選手たちが交流。記念撮影やサインを行うなど笑顔で子どもたちとの時間を満喫した。高木優生主将は「活躍してほしい。自分もプロになって対戦してみたい」とプロ入り宣言。
エースの重松知樹は「努力してプロになれたんだと思う。自分もプロになって、松岡投手と投げ合いたい」と将来の夢を語った。
松岡投手と小学生時代に一緒に汗を流した同級生も参加した。大学生の三浦拓巳さんは「プロ野球選手になるとは思わなかった。1軍でタイトルを取ってほしい」と活躍に期待。大学生の原中秀斗さんは「(松岡投手を)誇りに思う。雰囲気は変わらないが、すごく体が大きくなった」と当時を懐かしんだ。
父親の孝一さんは「大勢集まってくれてびっくり。温かさを感じる」とチームに感謝。また、同チーム出身の村井英樹衆議院議員も駆け付け、「ここまで順風満帆ではなかったはず。対応力の高さ、地元愛を持った選手になってほしい」とエールを送った。
5年生の途中から桶川に引っ越して、小学校卒業まで同チームでプレーした松岡投手は「久しぶりに仲間に会えて楽しい。ビッグウェイブの仲間と野球がしたくて頑張った」と父の孝一さんと浦和まで通った。
最後に松岡投手は「チームの顔になって、勝てる投手になりたい」と150キロ近い速球を武器に飛躍を誓った。