偽装結婚の疑い、女逮捕 短期滞在で入国、「本当の結婚」と容疑否認 結婚相手の内縁の妻から発覚/県警
2019/11/30/00:00
長期在留資格を得るために偽装結婚したとして、県警外事課と川口署は29日までに、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、川口市西青木5丁目、韓国籍の飲食店従業員の女(39)を逮捕、結婚相手となったさいたま市緑区の会社員の男(57)を書類送検した。
逮捕容疑は共謀の上、昨年5月17日、川口市役所で、結婚の意思がないのに虚偽の婚姻届を提出し、戸籍のデータベースに記録させた疑い。
同課によると、女は2017年12月ごろ、勤務していた飲食店に客として来た男と知り合い、昨年5月ごろに偽装結婚を持ち掛けた。男は内縁の妻の50代女性と暮らしており、女と婚姻の実態はなかった。
女は昨年4月、90日間の短期滞在で入国後に犯行に及んだ。日本人の配偶者として来年11月15日までの在留資格を持っていたという。
女性が10月ごろ、川口署に「内縁の夫が韓国人女性と偽装結婚しているようだ」と相談して発覚した。
女は「本当の結婚でうそじゃない」と容疑を否認。男は「報酬をもらって籍を入れた」と認めているという。