男子高生がスマホ位置検索、バッグ盗んだ都職員を発見 容疑で逮捕 職員突然逃走するも男子高生が再び確保
2019/12/04/00:00
新座署は3日、窃盗容疑で、新座市東1丁目、東京都交通局電気管理所課長代理の男(46)を逮捕した。
逮捕容疑は、2日午後10時35分ごろ、新座市東北2丁目の商業施設駐輪場で、県立高校2年の女子生徒(17)の現金約3千円などが入ったショルダーバッグを盗んだ疑い。
同署によると、女子生徒は同市の県立高校2年の男子生徒2人=いずれも(17)=とバイクを止めた際、男子生徒と口論になり、駐輪場にバッグを置いて立ち去っていた。男子生徒2人も現場を離れ、数分後に戻ってきたところ、バッグがなくなっていた。
バッグには女子生徒のスマートフォンが入っており、男子生徒が自分のスマホの検索機能で位置を確認したところ、約120メートル離れた店の駐車場にあることが分かった。2人が駆け付けると、ミニバイクにまたがった男がいた。
男は男子生徒たちと志木駅前の交番に出向いたが、交番前で突然、ミニバイクで逃走。男子生徒はスクーターで追跡し、約1・5キロ離れた朝霞市の路上で取り押さえ、駆け付けた警察官に引き渡した。バッグはバイクのシート下から見つかった。
男は「交番に届けるつもりだった」と容疑を否認しているという。呼気からは酒気帯び運転に当たるアルコールも検出された。
都交通局総務課によると、男は同日、東京都江東区の都営新宿線電気管理所で午後8時半ごろまで勤務していたという。