埼玉新聞

 

犬のふん、黄色チョークで丸く囲もう!犬のふん害減らすために 行田市が作戦開始 チョークを協力者に配布

  • イエローチョーク作戦の例(行田市提供)

 犬のふん害を減らそうと、行田市は12月から、放置場所を黄色のチョークで囲って飼い主に回収を促す「イエローチョーク作戦」を始めた。チョーク2本と啓発チラシのセットを市環境課と保健センターで希望者に配布し、作戦に協力してもらう。

 犬のふんの後始末は飼い主の責任だが、看板などで注意しているにもかかわらず、道路や公園への放置は後を絶たない。そこで飼い主のモラル向上を図るため、先進事例を参考に導入を決めた。

 犬のふんを発見した場合、その周りをチョークで丸く囲み、日時を書き込む。さらに時間を変えて再び訪問し、まだふんが残っている場合は日時を、ない場合は日時に加えて「なし」と記す。継続して確認することで監視の目があることを意識させ、被害を抑制するのが狙いだ。

 市によると、市内で飼育されている犬は10月末現在で5180頭。保健センターは「犬と気持ちよく共生できる社会づくりのため、市民の皆さんに協力してもらいたい」と呼び掛けている。

 チョークの配布は1人当たり年間2本まで。問い合わせは、保健センター(電話048・553・0053)へ。

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