「ビバモール本庄」オープン ヤオコー、スギドラッグ、ダイソー、サイゼリヤなど30以上が出店
ホームセンター大手のLIXILビバ(さいたま市浦和区)は4日、スーパービバホーム本庄店が核のモール「ビバモール本庄」を本庄市中央2丁目に開業した。食品スーパーのヤオコー(川越市)など30以上の専門店が出店。商圏は半径10キロ圏で同市や群馬県南部から集客に注力する。
開店式典で渡辺修社長は「本庄市の中心となる商業街になるよう、モール運営に努めたい」と話した。
新モールはJR本庄駅から北に約800メートルで本庄市役所そば、旧富士機工本庄工場跡地に開設した。同社では前身店のビバホーム本庄店を同駅北口近くの同市本庄1丁目で営業してきたが、店舗の老朽化などのため、10月14日に閉店。新モール内で再出発する。
モールは2フロアに店舗を配置し総売り場面積は2万4684平方メートル。うちスーパービバホームが1万2231平方メートルで、「資材館」と「生活館」で構成し、10万点以上の商品を取り扱う。「資材館」はリフォーム資材、農業資材から、「生活館」は日用品、ペットやガーデン用品などをそろえる。各コーナーでは約100項目のサービスを用意する。年間売上目標額は非開示。
ヤオコーはモールに出店した本庄中央店の開店で、本庄市内は2店舗、県内では89店舗体制となる。売り場面積は1976平方メートル。品ぞろえは約1万2800点。年間売上目標額は初年度が15億円を目指す。
主要客は商圏とみる半径3~5キロ圏内に多い40~49歳の共働きで子育て中の4人程度の家族層や、60歳以上の2人暮らし世帯を想定。ヨーグルト、豆腐、納豆などを充実させ朝食需要の掘り起こしを図る。シニア層向けには鮮魚、焼き魚や煮魚といった魚商材の総菜を強化する。
川野澄人社長は「新店開設は、県北部や群馬県南部地域でのドミナント戦略の一環。今後も好機があれば両地域での出店を進めたい」との考えを示した。
モールにはこのほか、スギドラッグ、ダイソー、サイゼリヤなど知名度の高い専門店が出店している。