消防士、36万円で乾燥大麻買う…飲食店員らから 容疑で3人逮捕 3人は地元の友人関係/県警
2019/12/06/00:00
県警組織犯罪総合対策本部と所沢署、東京税関の合同捜査班は5日までに、麻薬特例法違反などの疑いで、群馬県伊勢崎市柴町、ブラジル国籍の飲食店員(22)、同市連取町、自営業の男(22)=いずれも同罪で起訴、東松山市高坂、坂戸消防署東分署の消防士(22)の男3人を逮捕、再逮捕した。
逮捕容疑は、飲食店員と自営業の男が共謀し、営利目的で10月24日、自営業の男方で、消防士に乾燥大麻約150グラムを代金36万円で譲り渡すなどした疑い。県警は認否を明らかにしていない。
薬物銃器対策課によると、10月21日、米国から本庄市内のアパートを輸入先とした荷物の中に覚醒剤約4・7キロ(末端価格約2億8千万円)が見つかったと東京税関から通報があった。
県警は同25日、荷物を受け取ったとして、麻薬特例法違反容疑で、現場にいた飲食店員と自営業の男を現行犯逮捕。飲食店員の自宅からは乾燥大麻約7・3グラムが見つかった。
県警は11月13日、飲食店員ら2人を覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で再逮捕。2人の交友関係などから消防士に乾燥大麻を譲り渡していた疑いが浮上した。3人は地元の仲間や友人関係だという。
坂戸鶴ケ島消防組合の金子和宏消防長は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾。事実関係を確認し、厳正に対処したい」とコメントした。