埼玉新聞

 

客2千人以上 人気のハンドメイド祭典「はとやまクラフトフェア」、14・15日開催へ 70店が出店

  • 昨年12月のクラフトフェアで、パペットづくりを体験する参加者ら(提供写真)

 “手作りで何かにこだわっている”人や作品が一堂に集まる祭典「はとやまクラフトフェア」(埼玉県鳩山町商工会主催)が14、15日、鳩山町松ケ丘4丁目の町地域包括ケアセンターで開催される。

 例年、2千人以上が足を運ぶ比企地域の人気イベント。8回目を迎える今回は、会場を鳩山ニュータウン内に移し、東武東上線高坂駅からのアクセスが向上した。

 初めて2日間に拡大するなど過去最大規模の開催となり、仕掛人のグラフィックデザイナー田中孝幸さんは「バイオリンをはじめ、家具、アクセサリーなど木工関係が多いのが今年の特徴。実演見学や体験を通し、作り手と見学者が笑顔になれる祭典になれば」と、期待を込めている。

 同町でデザイン会社を経営する田中さんは16年前、山並みと自然、子育て環境に引かれて同町内に転居。

 「里山を背景に、陶芸家や、ものづくりの担い手が多く活動する比企地域に、作家が一堂に集まって作品を披露できる場所を造りたい」と、7年前に同フェアを初開催。

 当初は、かき集めて30人ほどだった出店者も、現在は倍率約2倍の審査を通過しないと出店できないほどの人気に。2日間で約70の出店者のうち同町内は約4割で、遠くは長崎、宮城からの出店者もいる。

 「知る人ぞ知る作家から趣味で始めた人まで、プロと一般市民が同じ空間で出店するこのフェアに焦点を当てている作家も多い。売り上げ以上に、人とのつながりや、将来への期待が大きい」と田中さん。

 バイオリンといった変わり種から、家具、おもちゃ、染め物、ネックレスまで出店は多彩で、クリスマスキャンドルやアクセサリー作りの体験(有料)も多数楽しめる。ご当地の「HIKIサンド」やカフェなど地域の食材を使った飲食7店舗も並ぶ。

 両日とも午前10時半から午後4時半まで。入場無料。高坂駅西口からバスで15分。

 問い合わせは、同商工会(電話049・296・0591)へ。

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