埼玉新聞

 

じゃらん“大賞”を「秩父観光公社」が受賞 1億4600万円が地元で消費された“夜さんぽ”など企画力さすが

  • 提灯を持って秩父市街地を巡る「NAKED夜さんぽ」参加者=1月、秩父神社境内

    提灯を持って秩父市街地を巡る「NAKED夜さんぽ」参加者=1月、秩父神社境内

  • 提灯を持って秩父市街地を巡る「NAKED夜さんぽ」参加者=1月、秩父神社境内

 秩父地域おもてなし観光公社(北堀篤会長)が、顕著な実績を収めた宿泊施設や地域を称える「じゃらんアワード2022」の元気な地域大賞に選ばれた。「NAKED夜さんぽ」や「ちちぶ乾杯共和国」など、地域の特色を生かした観光誘致の取り組みが高く評価された。

 同アワードは、宿泊予約サイトなどを運営するリクルートが、消費者から高評価を得た宿泊施設や地域を計7タイトルで表彰。同公社は、じゃらん編集長が選ぶ「元気な地域大賞」に選出された。

 今年1~2月の閑散期に開催し、光で演出された秩父市街地をめぐる「NAKED夜さんぽ」は、期間中約5万8500人が訪れ、地域総消費額は1億4600万円に上った。19年から展開している地酒イベント「ちちぶ乾杯共和国」は、日本屈指の酒造地を地域一丸でアピールし、ブランド力を高めた。

 同公社の井上正幸事務局長(56)は「地域みなさんの協力のおかげで、今回の受賞が叶った。今後も一連の施策で宿泊客増加を図り、世界に通用する観光地域づくりを進めていく」と話していた。
 

ツイート シェア シェア