女性作業員が転落、死亡 手すりを設けなかった疑い、介護用品賃貸会社を書類送検/春日部労基署
2019/12/07/00:00
春日部労基署は6日までに、労働安全衛生法違反の疑いで、さいたま市大宮区の介護用品賃貸会社「インフォゲート」と同社岩槻流通センター長の男(50)をさいたま地検に書類送検した。
書類送検容疑は2月14日、同市岩槻区上野5丁目の同センター倉庫内で、女性作業員=当時(30)=に高さ2・4メートルの作業床上で荷物の積み替えと検品作業をさせる際、作業床の端に手すりを設けなかった疑い。
同労基署によると、女性は作業床の端から誤って転落。体を強く打って搬送先の病院で死亡が確認された。
同法では高さ2メートル以上の転落の恐れがある場所で作業させる際、囲いや手すりを設けなければならないと定められているが、センター長らは手すりを取り外したまま放置して作業させた。労基署は認否を明らかにしていない。