埼玉新聞

 

町長の人柄知り、貿易業の男性が川島町に5千万円寄付 講演会で出会ったのが切っ掛け「後世につなげたい」

  • 飯島和夫町長(左)に目録を手渡す菅間一元さん(川島町役場提供)

 「地元(町)のために役立てててほしい」と川島町の貿易業菅間一元さん(89)は11月末、町に5千万円を寄付した。

 菅間さんは牧草の輸入販売を手掛ける。「(牧草の輸入は当初)日本で初めてだった」という。講演会で飯島和夫町長に出会ったのが切っ掛け。若者の中に入って真摯(しんし)に話を聞く、飯島町長の人柄を知って、寄付を思い立った。

 受領会で、飯島町長は「町のために多額の寄付。感謝、感激です。(菅間さんの)ふるさとへの思いを、新たな形で後世につなげて行きたい」と、お礼のあいさつをした。

 同町では、来年の3月定例議会に基金設置条例を提案し、「有効に活用していきたい」としている。

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