埼玉新聞

 

イオン大井店で防犯呼びかけ 自転車や自宅玄関は必ず施錠を「誰でも被害に」 フードコートで客らにPR

  • 防犯キャンペーンで買い物客にガラス破り防止シート(防犯フイルム)を配布するヤング防犯ボランティア「クリッパーズ」のメンバー(右)=ふじみ野市の「イオン大井店」

    防犯キャンペーンで買い物客にガラス破り防止シート(防犯フイルム)を配布するヤング防犯ボランティア「クリッパーズ」のメンバー(右)=ふじみ野市の「イオン大井店」

  • 防犯キャンペーンで買い物客にガラス破り防止シート(防犯フイルム)を配布するヤング防犯ボランティア「クリッパーズ」のメンバー(右)=ふじみ野市の「イオン大井店」

 「自転車や自宅玄関には必ず鍵をかけ、窓には防犯フイルムを付けましょう」―。自転車盗や空き巣などの侵入盗被害を防止しようと、埼玉県ふじみ野市と東入間署、県警生活安全部は同市ふじみ野1丁目の大型商業施設「イオン大井店」1階フードコートで、防犯キャンペーンを実施し、買い物客らに防犯対策の強化を呼び掛けた。

 キャンペーンは市職員や警察官ら約10人のほか、県内在住などの若者らを対象に県警が委嘱しているヤング防犯ボランティア組織「クリッパーズ」のメンバー6人が参加。窓ガラスに貼る防犯フイルムの実演をしたり、自転車のワイヤーロックとチラシ約200枚を配布した。

 同市によると、市内の2022年1年間の刑法犯の認知件数は625件(前年比25減)。このうち、自転車盗は136件(同13増)、侵入盗は15件(同54減)だった。県警は「侵入盗は誰もが被害者となり得る身近な犯罪。大切な財産を守るために防犯対策を強化してほしい」と訴えている。

 「クリッパーズ」は若者の自主防犯活動を推進しようと、県警が10年に創設。毎年、公募で集まった16歳から29歳までの若者約100人を委嘱している。この日、キャンペーンに参加した深谷市の会社員王杏華さん(22)は「社会の役に立てている実感があり、とても楽しい」と張り切っていた。
 

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