浦和十二日まち、幸せ願う多くの人にぎわう 千軒近くの露店、境内のあちこちで手拍子
2019/12/13/00:00
さいたま市浦和区の調(つき)神社と周辺で12日、浦和の師走を彩る風物詩「十二日まち」が行われ、幸せを願う多くの人でにぎわった。
明治時代から続き、年末に新年の飾り物や正月用品を売る「大歳の市」の一つ。境内や旧中山道には千軒近くの露店が並び、来年の干支(えと)であるネズミや招き猫などを描いた縁起物の熊手を求めて、多くの人が訪れた。
熊手が売れると法被姿の売り子が「商売繁盛」「家内安全」など威勢の良い掛け声を上げ、境内のあちこちで手拍子の音が響いた。
桜区で会社を経営する長谷川尚政さん(49)と妻の里美さん(53)は「今年は台風など暗いニュースが多かった。来年はみんな健康第一に過ごしたいですね」と直径60センチの大きな熊手を大切そうに抱えながら話した。