<県駅伝>3日号砲、一般男子の見どころ V3狙う日本薬科大を中心に新電元や武蔵野学院大Aなど混戦模様
2019/02/02/00:00
第86回埼玉県駅伝は3日、男女4部門に計118チームが参加して開催される。男子(6区間42・195キロ)がさいたま新都心駅前、女子(5区間20・5キロ)が鴻巣駅東口付近をスタートし、ともにゴールの熊谷スポーツ文化公園陸上競技場を目指す。スタートは男子が午前8時30分、女子が同9時30分。各部門ごとにレースの見どころを探った。
■一般男子 日薬大中心に混戦
22チームが名を連ねた一般男子の部は、3連覇を狙う日本薬科大、8年ぶりの栄冠を目指す実業団の新電元に、ケニア人留学生を擁する武蔵野学院大Aも加わり、優勝争いは混戦模様だ。
日本薬科大は、1万メートルの持ちタイムが29分37秒の大倉、自らペースをつくれる時川朋の安定感がある2枚を3、5区の長距離区間に配置する。さらに時川昌や昨年の箱根駅伝を関東学生連合で走った溜池ら駒は豊富。ただ、過去2年のように絶対的エースがいない分、総合力が問われる。悲願の箱根駅伝本大会出場へ、ここでは負けられない。
新電元は、好調をキープしている入社1年目の親崎、積極的な走りが武器の加藤が軸で、それぞれ3、5区を担う予定。1区小原、昨年5区で区間賞の4区土屋らが、いいリズムでたすきをつなぎたい。実業団チームの意地の走りにも期待だ。
1月27日の奥むさし駅伝3位のメンバーを軸に構成する武蔵野学院大Aは、同駅伝で6区区間新のタイタスと1区で区間7位の舩田が、今回も主要区間で力を発揮できれば頂点も見えてくる。
昨年4位の立大は中村、栗本らを中心に3強に食い込めるか。学生時代、実業団で活躍した上野裕一郎新監督の手腕にも注目。埼玉県庁の3区川内は4月からプロに転向するため、同チームで走る最後の駅伝となる。ごぼう抜きに注目。