埼玉新聞

 

子40~70人死亡…年間に「DIPG」で 海外は治療法の研究活発、進まぬ日本「大人の病気優先」患者家族の思い

  • レモネードスタンドに立ち寄る通行人ら=西武所沢駅

    レモネードスタンドに立ち寄る通行人ら=西武所沢駅

  • レモネードスタンドに立ち寄る通行人ら=西武所沢駅

 小児がんへの理解や患者支援のため、10、11日に全国一斉レモネードスタンドが行われた。県内では、小児がんの一種で脳幹部の内部に悪性腫瘍ができる「小児脳幹部グリオーマ(DIPG)」の患者家族らのグループが、西武線所沢駅の商業施設グランエミオ所沢でレモネードを配り寄付を募った。「小児脳幹部グリオーマの会」代表の貫井孝雄さん(57)=所沢市=は「日本は研究費用が少ないため治療法の開発が進まず、親は見守ることしかできない。レモネードで関心を広げ、国の動きにつなげたい」と期待を込めた。

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