埼玉新聞

 

本当に住みやすい街、1位は川口 浦和や大宮より地価や物件価格がリーズナブル 東口商店街の再開発に期待

  • 川口市役所=川口市青木

 住宅ローン大手「アルヒ」(本社・東京、浜田宏社長)の首都圏の1都3県(東京都、埼玉、千葉、神奈川県)を対象にした「本当に住みやすい街大賞2020」で川口が1位に選ばれた。同社のローン契約実績をベースに(1)街の発展性(2)住環境(3)交通の利便性(4)コストパフォーマンス(5)教育・文化環境を加味して鉄道駅前の街を選ぶコンテストだ。同社は「理想ではなく、実際に生活する街を考えた」という。今回の受賞に川口市の奥ノ木信夫市長は「赤羽から荒川を渡れば川口。ほぼ東京ということが評価されたと思う。これからは文化のレベルアップにも頑張っていきたい」と話している。

 同社によると川口が選ばれた根拠は(1)東口の銀座通り商店街の再開発が進行中で街の発展が期待できる(2)浦和や大宮に比べ地価や物件価格がリーズナブル(3)新宿まで25分など交通至便(4)駅西口公園など家族が楽しめる環境(5)駅近くにショッピングモールがある、など。

 同大賞は17年から始まり今回で3回目。第1回ではつくばエクスプレスの三郷中央駅(三郷市)が4位。川口は18年の2回で4位だったのが今回レベルアップした。1位をみると第1回は丸ノ内線南阿佐ケ谷、第2回はJR赤羽だった。今回は川口が1位、赤羽が2位で、川口が急成長した格好だ。

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