春日部の冬の風物詩「かすかべ押絵羽子板と特産品まつり」が23日まで、春日部駅東口前で開かれている。職人が一本一本手作りで仕上げた押絵羽子板や春日部の特産、きり製品を展示、販売している。羽根突きは「邪気をはねのける」とされ、押絵羽子板は厄払いや季節を彩る縁起物、女児の出生祝い、成長を祝う贈り物として親しまれてきた。
戦後、東京・浅草の職人が良質のきりがある春日部に移り住んだのが始まりとされる。春日部羽子板組合の水野大会長は「皆さんに知ってもらうことが大切。押絵羽子板の歴史を伝えたい」と伝統を引き継いでいる。