埼玉新聞

 

映画「翔んで埼玉」続編タイトル発表 「天下分け目の東西対決」で「行田」が鍵にぎる、公開日は11月23日

  • 映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」(11月23日公開)のティザービジュアル(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

    映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」(11月23日公開)のティザービジュアル(C)2023映画「翔んで埼玉」製作委員会

  • 映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」(11月23日公開)のティザービジュアル(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

 埼玉を徹底的にディスる衝撃的な内容で話題となった、映画「翔んで埼玉」の続編タイトルが「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」と発表され、公開日が11月23日(木・祝)に決まった。(森本勝利)

■「行田」が続編では重要な場所に

 同作品は、魔夜峰央氏が1982年に発表した漫画「翔んで埼玉」が原作。2019年に実写映画化となり、「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」といった強烈なせりふや個性的なキャラクター、ストーリーが話題となり、空前の「埼玉ブーム」という社会現象を巻き起こした。

 今月10日には、ギネス世界記録に認定された行田市の「田んぼアート」とのコラボイベントに、続投キャストの加藤諒さんと益若つばささん(埼玉県出身)が参加。「『行田』が物語で重要な場所」として登場することも匂わせていた。

 麻実麗役のGACKTさんは、「『翔んで埼玉』なのになぜ関西に行くのか。そもそも関西に行くことがスケールアップなのか。よくここまでくだらなく突き詰めたなと思いながら撮影していました。自由を手に入れたはずの埼玉解放戦線は、今度は何のために戦うのか。壮絶な東西対決の行方はみなさんの予想を裏切り、期待には大いに応えられる作品になっていると思います」とコメント。

 壇ノ浦百美役の二階堂ふみさんは、「前作プロモーションの関西キャンペーンで、続編は『止めるで琵琶湖』なんて安易に言ってしまったことを後悔している。関西を巻き込んでいっても変わらず、『埼玉愛』、『郷土愛』そして『人とのつながり』をお届けいたします」と力を込めた。

■「天下分け目の東西対決」の兆し

 28日午前7時には、特報映像が解禁となり、冒頭は壮大な航海シーンからスタート。麻実麗が「今ここで戦わなければ日本全土が大阪になってしまう」と不安をあおり、「琵琶湖の水を止める」という仰天発言が飛び出す。険しい旅路で不気味な景色が見え隠れする中、大量のたこ焼きを食べながら「なんでっしゃろ?」と流暢な関西弁を話すのは、壇ノ浦百美の衝撃的な姿。埼玉だけでなく、日本中を巻き込む「天下分け目の東西対決」の兆しがうかがえる。

 同時公開となったティザービジュアルでは、漫才師のような出で立ちの麗と百美が「関西の皆様 飛び火してすんまへん。」という関西弁とともに、おなじみの謝罪ポーズも披露。さらなる続報が気になること間違いなしの「隠しデザイン」も多くあしらわれている。

 前作を超える壮大なスケールに、埼玉県民はもちろん、全国からも大きな期待が寄せられている。果たして東西ディスり対決はどんな展開を見せるのか。「日本最高峰の茶番劇」第Ⅱ章から目が離せない。

 出演者のGACKTさん、二階堂ふみさん、若松央樹プロデューサー、武内英樹監督からのコメントは以下の通り。

■GACKTさん/麻実麗役

 「翔んで埼玉」なのになぜ関西に行くのか。そもそも関西に行くことがスケールアップなのか。よくここまでくだらなく突き詰めたなと思いながら撮影をしました。

 自由を手に入れたはずの埼玉解放戦線は、今度は何のために戦うのか。壮絶な東西対決の行方はみなさんの予想を裏切り、期待には大いに応えられる作品になっていると思います。

 前作からのスケールアップ、飛翔したストーリー、そして関西ならではの感情のキャッチボールをぜひお楽しみください。

■二階堂ふみさん/壇ノ浦百美役

 前作プロモーションの関西キャンペーンで、続編は「止めるで琵琶湖」なんて安易に言ってしまったことを後悔しています。まさか本当に関西で続編が作られるなんて。

 「翔んで埼玉」公開以降、埼玉県の方にすごく声をかけていただくようになり、勝手に埼玉県代表のような気持ちになっています。関西を巻き込んでいっても変わらず、「埼玉愛」、「郷土愛」そして「人とのつながり」をお届けいたします。新たな「翔んで埼玉」の一面も見せられたらなと思っておりますので、ぜひお楽しみに。

■若松央樹プロデューサー

 前作では、公開当日まで不安な日々を過ごしましたが、埼玉の皆様をはじめ関東そしてその他の地域の方々からも、公開後愛あるお言葉をいただき、本当に感謝しております。

 そしてこの度、さらに地域を拡大し、古くから言われております「東西対決」といったところに焦点をあてさせていただきました。関西の皆様には本当に飛び火してしまい、申し訳ありませんが、どうか寛大な心で見守っていたければ幸いです。

 また、埼玉の皆様におかれましても輪をかけて「相変わらず」でございますのでご容赦いただければと思っております。さらに今作では、地域の広がりだけでなく、登場人物の規模そしてキャラの濃さも、前作をはるかに超えるものとなっております。

 監督はじめ制作者一同、愛を持って作ったこの茶番劇を再び楽しんでいただければと心より願っております。

■武内英樹監督

 いよいよ皆様に「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』を発表する事ができます。

 続編は、関東はもちろんのこと関西を巻き込んだ東西ディスり対決!!

 まだまだ言えない情報も沢山ありますが、紛れもなく“愛をこめて”お届けいたします。

 画面の端々からスケールアップした「埼玉」の世界を感じ取って頂ければ嬉しいですし、ふたたび皆様にこの茶番劇を楽しんでいただき、愛される作品になればこの上ない喜びです。

 公開となる11月23日まで、もう少しだけお待ちください。

=埼玉新聞WEB版=

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