高齢者への虐待、過去最多 県内施設で38件、相談や通報は1600件 18年に条例、改善見られず
2019/12/29/00:00
厚生労働省は、介護施設の職員による高齢者への虐待行為が2018年度に621件あり、過去最多だったと発表した。前年度(510件)から21・8%増加した。県内施設で発生した高齢者虐待は38件(前年比6件増)だった。また家族など養護者による高齢者虐待と県内市町村が認定したケースは602件に上り、前年より43件増えた。県によると虐待を受けた高齢者は女性が76・1%を占め、虐待者(複数回答)は息子(41・8%)、夫(19・1%)、娘(18・4%)の順に多かった。市町村に寄せられた養護者による虐待に関する相談や通報は1600件(前年比194件増)に上った。