正月飾りを職人が組み立て 純国産材料で丁寧に仕上げ 熊谷で露店が出店「気持ち良く新年迎えて」
2019/12/29/00:00
令和初の年の瀬を迎え、熊谷市の市役所通りに面するお祭り広場前に、戦後から続く熊谷街商協同組合運営の露店が出店し、職人が手作りの正月飾りを組み立てている。
東京・浅草から仕入れた純国産の材料を使い、一つずつ丁寧に仕上げるのがこだわり。わらの束に「先祖代々」の意味を込めたダイダイを付け、縁起物のエビやタイなどで華やかに彩る。白い息を吐きながら黙々と作業する。
買い求める客と、年に一度の再会を喜び合うのも恒例だ。神田暢之組合長(43)は「手作りの正月飾りで気持ち良く新年を迎えてもらいたい。令和になっても、最後の1店となっても、この伝統を守り抜くつもり」と話す。
営業時間は30日までの午前9時~午後7時ごろ。