ラグビー稲垣、福岡選手ら日本代表6選手、熊谷でW杯の凱旋報告 パナソニックワイルドナイツがフェス
2019/12/29/00:00
熊谷市への本拠地移転を表明しているラグビートップリーグのパナソニックワイルドナイツは28日、同市上川上の熊谷ラグビー場で、ファンフェスティバルを開いた。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で活躍した日本代表の6選手も参加。初の8強入りを果たした大会の凱旋(がいせん)報告を行い、熊谷の熱い応援に感謝した。
ファンフェスティバルは毎年8月下旬に開催しているが、今回はW杯に伴いトップリーグの開幕が1月にずれ込んだため、時期を変更。厳しい寒さの中、W杯効果で前年の4倍に当たる約6千人が来場した。
NECグリーンロケッツとの強化試合後に行われたファン交流イベントに、日本代表のバル・アサエリ愛選手(30)=正智深谷高出、堀江翔太選手(33)、稲垣啓太選手(29)、福岡堅樹選手(27)、坂手淳史選手(26)、松田力也選手(25)の6人が登場。
坂手主将は「熊谷の応援はたくさん耳に届いていた。声援に背中を押され、力になった」と感謝し、報告を受けた富岡清市長はW杯での活躍をたたえ「来月から熊谷でトップリーグの試合が始まるので、一生懸命、応援しましょう」と呼び掛けた。
来場者は選手と記念撮影したり、サインをもらったりして交流を深めた。東京都目黒区の会社員古島直さん(37)はW杯をきっかけにパナソニックのファンに。長男の瀧(りょう)君(6)は「一緒に写真を撮れて楽しかった。試合が始まったら、いっぱいトライを決めてほしい」とエールを送っていた。