29日の6月定例埼玉県議会の一般質問で、日下部伸三県議(自民)が「警察は誰かが死なないと動かない組織」と発言し、その後に本人の申し出を受けて取り消される一幕があった。
日下部県議は県のいじめ対策に関する質問で、2016年に東松山市の都幾川河川敷で少年が暴行され、死亡した事件に言及し「(不良少年グループを)見て見ぬふりだった。警察は誰かが死なないと動かない組織といわれるが、こども家庭庁創設で未然に防ぐ方向に変わるのか」と発言。他の県議から「不規則発言だ」と指摘された。
日下部県議は取材に「議場での品位が欠けていた」と説明した。