大宮氷川神社、入場制限行うにぎわい 令和初の初詣、それぞれ思い込め拝礼「笑顔の一年に」
2020/01/03/00:00
令和になって初となる新年が明けた。晴天にも恵まれ、県内の寺社には多くの県民が初詣に訪れ、「笑顔の一年になりますように」「家族が健やかに過ごせますように」と手を合わせて幸せを願った。動物園ではネズミが干支(えと)の主役を引き継ぎ、子どもたちを喜ばせた。
■舞殿には干支の巨大絵馬も
さいたま市大宮区の武蔵一宮氷川神社では2日、大勢の参拝客が訪れ、新たな一年の幸せを願った。
令和初めての初詣は大宮駅東口の一宮通りから神社を目指す人の流れができ、露店が並ぶ参道は肩が触れ合うほどの混雑ぶり。境内の楼門前では一時、入場制限が行われた。神社によると、昨年の1月中は、約220万人の初詣客が訪れたという。境内の舞殿には干支(えと)の巨大絵馬も置かれ、大きなさい銭箱の設けられた拝殿前ではそれぞれに思いを込め、かしわ手を打ち、拝礼する人々の姿が見られた。
福井県からさいたま市桜区の実家に帰省中という会社員玉置太さん(36)は家族そろって参拝し、「子どもの健やかな成長と仕事のことをお願いしました。今年一年がいい年になれば」と話した。
東京都内から上尾市に帰省中の会社員鈴木慧太さん(35)は妻の未歩さん(32)、長男の明日真君(2)と家族で訪れ、「家内安全と健康をお祈りしました。お正月はゆっくりできています」と笑顔。未歩さんは「仕事がうまくいくよう、皆が健やかに過ごせるよう願いました」と話していた。