人気の“ご当地フード自販機”、駅前オープンの無料休憩所に設置 周辺に行楽地点在、新魅力スポットに
2023/07/03/11:23
西武鉄道芦ケ久保駅(横瀬町芦ケ久保)前に、5月から無料休憩所「アスタバ」がオープンした。木のぬくもりが感じられる施設内には、ジビエ肉や豚みそ、クッキーなどのご当地フードを扱う自動販売機が設置され、観光客らから人気を集めている。
同施設は、鉄道利用者の利便性向上などを図ろうと、町が駅前にあった旧売店の室内約80平方メートルを改修した。木製のテーブルやいす、冷凍と冷蔵の自動販売機、熊除けの鈴などが入ったカプセル玩具販売機(ガチャガチャ)、着替えスペースなどを設置。登山・ハイキング客や地元住民らの憩いの場になっている。
同自販機は、「横瀬ジビエ製造場」の鹿肉のミンチ(240グラム、2千円)やもも肉(120グラム、同)、そば処「紡(つむぎ)」の豚みそどぶろく漬け(2枚入り、千円)、焼き肉店「てっぽう屋」の秩父ホルモン(500グラム、2千円)、町民や町地域おこし協力隊員が製造した菓子などの商品計約15種を販売。今後も新商品が順次追加される予定。
同駅周辺には、道の駅「果樹公園あしがくぼ」や、二子山、丸山、日向山などの登山コース、冬の絶景「あしがくぼの氷柱」といった行楽地が点在している。
同町まち経営課の田端将伸さんは「無線LANも完備しているので、登山前のルート確認や観光地検索などに役立ててほしい。町民や観光客同士の交流の場としても活用してほしい」と、アスタバの利用を勧めている。
利用時間は午前7時~午後7時。問い合わせは、地域商社「ENgaWA(えんがわ)」(電話0494・24・0898)へ。