埼玉新聞

 

参道沿いに鮮やかなだるま 川越の喜多院で初大師・だるま市、縁起物求める初詣客らでにぎわう

  • 福を求めてだるまを買う参拝客=3日、川越市小仙波町の喜多院

 川越市小仙波町の喜多院で3日、新春の訪れを告げる「初大師・だるま市」が開かれ、縁起物の福だるまを買い求める初詣客らでにぎわった。

 喜多院のだるま市は江戸時代初め、新年に開運厄よけ、家内安全などを願って護摩祈願する人が増え、境内に市が立つようになったといわれる。

 この日は好天にも恵まれ、境内は朝から参拝客が訪れ、本堂から山門まで人波で埋まった。参道沿いには露店が並び、朱色の鮮やかなだるまが並び、「だるま、だるま」との掛け声とともに大小のだるまが売られていた。

 だるま商は「だるまは300円~2万円。売れ筋は3千円~5千円で例年並み、(川越は)なじみ客が多いからね」と話していた。

 川島町の加藤常夫さん(70)は「気分一新で毎年(だるまを)買い求めている。昨年は自然災害が多かった。今年は良い年になると良いですね」と話していた。

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