埼玉新聞

 

華やかなアクセサリー「熊谷染シュシュ」、熊谷市観光協会が発売 男性から女性へのプレゼントにいかが

  • 熊谷市観光協会が販売を始めた熊谷染シュシュ

 熊谷市観光協会は、熊谷の伝統工芸を取り入れた華やかなアクセサリー「熊谷染シュシュ」(税込み千円)の販売を始めた。熊谷染を女性のファッションに取り入れてもらおうと、女性職員が発案。2種類の柄を用いた8色展開で、髪飾りのほかにも、さまざまな使い道を提案している。

 シュシュは、ドーナツ状の布にゴムを通して縮ませたもので、髪を束ねたり、飾り付けるために使われる。同協会では熊谷染を知ってもらおうと、名刺入れや扇子などを販売しているが、女性向けに特化したグッズはなく、「普段のおしゃれに使えるものを」という声から生まれた。

 柄は上品な雰囲気の寄せ小紋と、優しい印象を与える小花草花の2種類。朱、ピンク、紺、クルミなど、好みや用途に応じて使えるよう8色を用意した。シルク製で、熊谷染の職人らでつくるNPO法人「熊谷染継承の会」が手作りしている。

 同協会の秋山茉里さん(30)は「髪飾り以外にも、手首に巻いたり、バッグに付けたり、使い道はいろいろ。落ち着いた柄で着物にも合う。男性には、女性へのプレゼントとして使ってもらえたら」と呼び掛けている。

 また、女性向けのアクセサリーとして、熊谷染のヘアゴム(税込み500円)も販売している。

 問い合わせは、熊谷市観光協会(電話048・594・6677)へ。

ツイート シェア シェア