長瀞で「七草粥まつり」 コメ45キロで作った七草粥1500食、無料で参拝客に 開始前から長い行列
2020/01/08/00:00
人日(じんじつ)の節句の7日、長瀞町長瀞の不動寺で恒例の「七草粥(がゆ)まつり」が行われ、約1500食の七草粥が参拝客に無料で振る舞われた。
七草粥はセリやナズナなどの春の七草が入ったお粥。お正月に食べ過ぎなどで弱った胃を休めたり、その年の無病息災を祈る意味から、毎年この日に食べる風習がある。
用意されたコメは45キロ。直径60センチの大釜に、コメと春の七草、彩りでニンジンやホウレンソウを加えて炊いた。開始前から長い行列ができたため、開始時間を20分早めて午前10時40分から配布を開始。参拝客は湯気が立ち込める熱々のお粥を笑顔で受け取り、おいしそうに味わっていた。
深谷市から訪れた小学2年生の本多亨宇(としたか)君(8)は「七草粥は初めて食べたけど、おいしかった」と話していた。