埼玉新聞

 

詐欺などの容疑、同じホテルにいた男2人再逮捕 だまし取ったカードで現金引き出した男が供述/岩槻署

  • 岩槻署=さいたま市岩槻区岩槻

 岩槻署は9日、詐欺の疑いで、大阪市此花区四貫島、無職の23歳男を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、氏名不詳の者と共謀し、昨年11月27日午後、蓮田市の無職女性(76)方に銀行協会職員を名乗り「還付金を振り込むので口座を教えて」「職員が通帳とキャッシュカードを預かるので渡して」と電話をかけ、キャッシュカード1枚と通帳2通をだまし取った疑い。

 同署によると、事件2日後に女性のカードで現金約39万円を引き出した男を窃盗容疑で逮捕したところ、23歳男に金を渡したと供述。12月21日に都内のビジネスホテルにいた23歳男を違法薬物所持の疑いで現行犯逮捕し、その後の捜査で関与が分かった。

 23歳男は「金は受け取ったが、詐欺の金とは知らなかった」と容疑を一部否認しているという。

 また、同署は9日、窃盗容疑で住所不定、無職の22歳の男を再逮捕した。再逮捕容疑は、氏名不詳の者と共謀し、昨年12月20日午後、川越市のコンビニエンスストアの現金自動預払機(ATM)で、他人名義のカードで100万円を引き出した疑い。容疑を認めているという。

 同署によると、22歳の男は23歳男と同じホテルの別部屋におり、他人名義のキャッシュカードを所持していたとして、12月21日に盗品等保管の疑いで逮捕されていた。

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