IPアドレスが悪用されて…携帯電話にメール、62歳男性が詐欺被害 指定場所に5300万円送金/行田署
2020/01/11/00:00
行田署は10日、行田市の無職男性(62)が現金5300万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。
同署によると、昨年12月7日午後1時10分ごろ、男性の携帯電話に「IPアドレスが盗まれています。あなたのIPアドレスが悪用され、ものすごい損害が発生しています」などと記されたショートメールが届いた。
男性がメールに記載された連絡先に電話したところ、個人データ保護協会職員などを名乗る男から「保険を掛ければ保証することができます」「弁護士費用として払ってほしい」などと言われ、信じた男性は同年12月16日から今年1月7日までの間、4回にわたり、指定された場所に現金計5300万円を送った。
犯人が電話に出なくなったため、男性がインターネットで検索し、同保護協会に問い合わせて、だまされたことに気付いた。
同署は架空請求詐欺として調べている。