埼玉新聞

 

さいたま小町が一日通信指令課長に「110番は緊急事態に」 県警が委嘱、通報の適正利用を呼び掛け

  • 近藤峰彦通信指令課長(手前)から委嘱状を受け取る朝見紗也香さん(左)と成重深愛さん=10日午後1時ごろ、さいたま市浦和区の県警本部

 110番の適正利用について知ってもらおうと、県警通信指令課と浦和西署は10日、さいたま観光大使「さいたま小町」の朝見紗也香さん(21)と成重深愛さん(20)に一日通信指令課長を委嘱し、キャンペーンを実施した。

 委嘱式では同課の近藤峰彦課長が「この機会に広く110番とはどんなものなのか理解してほしい」とあいさつした。

 委嘱状を受け取ったさいたま小町の2人は、通信指令室の業務説明を受けた後、交通事故を想定した模擬110番の受理を体験。通報者から事故の場所や状況などを確認し、現場に警察官を向かわせるまでの流れを体験した。

 体験後、成重さんは緊張感のある空間に驚いた様子で「日頃、警察官がどのくらい緊張感を持って対応しているのか多くの人に知ってほしい」と話した。

 朝見さんは「110番は緊急事態に限る電話。いたずらは絶対にやめてほしい」と呼び掛けた。

 委嘱式後は、さいたま市中央区のイオンモール与野でキャンペーンも行われた。

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