昨年は3千人が来場 埼玉洋らん展 12日まで 11年間かけて育てた黄色の珍しいカトレア、知事賞に
2020/01/12/00:00
さいたま市北区の市民の森・見沼グリーンセンター特設会場で12日まで、埼玉洋らん展が開催されている。約500点の色鮮やかな花々は、優雅でかれんに咲き誇っている。
展示しているのは、埼玉洋蘭会に所属する愛好家44人が手掛けたカトレアやコチョウラン、デンドロビュームなど。最優秀賞に当たる知事賞には、11年間かけて育てられた珍しい黄色のカトレアが選ばれた。
同会の関根英一郎会長(74)によると、昨年は雨が多かったために日照時間が少なく、栽培にとても気を遣ったという。花の数が少なかったり、色付きも例年に比べて悪かったため、出展数も昨年より約80点少なくなったという。
展示会は毎年この時期に行われ、今年で49回目。昨年は4日間で約3千人が来場した。展示のほかに、らんの種まきから交配や発芽、開花までの工程を学ぶコーナーのほか、らんの栽培教室も行っている。
関根会長は「南米や東南アジアで普段は栽培され、あまり見られない洋らんが集まっているので、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けている。
午前9時~午後4時。入場無料。
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31日~2月2日には、さいたま市園芸植物園で「さいたま市洋らん展」を開催する。洋らんの展示のほか、即売会も行う。入場無料。
問い合わせは、関根さん(電話048・768・2646)へ。