埼玉出身の3選手、バトントワリング国際大会入賞 知事に報告「県民の誇り。大きく羽ばたいて」
2020/01/12/00:00
昨年8月にフランスで開かれたバトントワーリングのIBTFグランプリ大会とWBTFインターナショナル大会で活躍した県内出身の3選手が10日、大野元裕知事を表敬訪問した。
訪問したのは女子ジュニアI部門でIBTFグランプリ大会で優勝、WBTFインターナショナル大会で2位となった川口市立南中学校2年の太島由菜さん(13)と、女子ジュニアII部門でそれぞれ3位、2位となった星野学園高校(川越市)1年生の高橋歩暖(ほのん)さん(16)、IBTFグランプリ大会で15位となった日本体育大1年の越智田珠希さん(19)の3人。
大野知事の前でバトンを素早く回したり複数のバトンを持ち替えたりする演技を披露し、知事は「感激しました。練習するのは大変だったでしょう。県民の誇りであり、今後より大きく羽ばたいてほしい」と称賛した。
太島さんは「国際大会では国内とは違う緊張を味わったが、良い経験になった」と話し、高橋さんは「ジュニアとしての世界大会は今年が最後。来年また表敬訪問に来られるよう頑張りたい」と振り返った。越智田さんは「今年はシニアデビューして今までにないプレッシャーを感じた。知事に演技を披露し、バトンのことを理解してもらえたと思うので、今後バトンという競技を広めていただけたら」と話した。
高橋さんを指導する大越多美子コーチは「日本のバトントワーリングは世界一だが、今年の五輪では種目にならなかった。今後の選手の発展のためにも社会に認めてもらいたい」と語った。