だるま売る露店、所狭しと並ぶ 秩父で虚空蔵尊縁日 御利益を求め、大勢の参拝客にぎわう
2020/01/13/00:00
小正月に行われる恒例の縁日として知られる「虚空蔵尊縁日」が12日、秩父市大宮の虚空蔵禅寺で始まった。13日まで。
秩父十三仏の一つでもある虚空蔵尊は丑(うし)・寅(とら)年生まれの人の守り本尊。古くから養蚕の神様として信仰されてきたが、近年は養蚕農家が減少したため、商売繁盛や学業成就などを祈願する参拝客が多いという。
国道140号から同寺の境内までの約400メートルに、縁起物のだるまを売る露店などが所狭しと並んだ。露天商によると、だるまは3千円が売れ筋で、なじみの客が毎年同じ露店で買うことが多いという。
小雨も降る天気だったが、御利益を求める大勢の参拝客でにぎわいを見せ、威勢のいい露天商が掛け声を飛ばした。