温室に漂う甘い香り 真っ赤に熟したイチゴ、摘み取り体験が好評 東松山の農林公園、5月まで
2020/01/14/00:00
昨年12月にグランドオープンした東松山市農林公園で、今シーズンから始まった「いちご摘み取り体験」が好評だ。2棟ある温室では真っ赤に熟したイチゴが甘い香りを漂わせ、家族連れらがイチゴ狩りを楽しんでいる。
農林公園は、かつては桜などの花を楽しむ公園として親しまれていた。2017年から「農とふれあうテーマパーク」をコンセプトに、市の農業、観光の拠点となる施設に転換・整備。これまでに果樹園や体験・研修農場、温室2棟、管理棟・農産物加工体験施設、丘の上のカフェなどを新設した。
体験できるのはイチゴの摘み取り。2棟の施設は高度環境制御型温室。ベンチの上でイチゴを栽培する高設栽培で、安定・計画的な生産ができる。また、幅広の通路で、車いすやベビーカーでも快適にイチゴ狩りが楽しめる。
家族4人でイチゴ狩りを楽しんでいた同市内の木村貴光さん(49)は「子どもたちは遊具広場で遊んだことはあるが、イチゴの摘み取りは初めて。来るのを楽しみにしていたようです。気軽に訪れ、楽しめるので良いですね」と話していた。
「いちご摘み取り体験」は5月まで。事前予約制で、食べ放題ではない。料金は1パック(300グラム)、600円。開業時間は午前10時~午後4時、月曜日定休。
予約、問い合わせは、農林公園(090・4062・1515)へ。