<成人式>Sアリーナに新成人1万3403人 J1浦和、J2大宮、埼玉西武選手らのエールに大きな拍手
2020/01/14/00:00
さいたま市の成人式が13日、同市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われ、昨年より123人多い1万3403人が大人への第一歩を踏み出した。振り袖や真新しいスーツ姿に身を包んだ新成人は、令和の時代を担う決意を胸に強く誓った。
式典ではさいたま観光大使でバリトン歌手の吉武大地さんが国歌斉唱。続く式辞では清水勇人市長が「苦しみや悲しみを乗り越えて、志を抱いて人生を大切に進んでいってほしい。皆さんが未来のさいたま市の主役です」と祝福した。
渋谷佳孝市議会議長は「令和の新時代の中心となるのは紛れもなく皆さん。市への郷土愛を持ち続け、歩んでいって」と期待を込めた。
スクリーンでは浦和レッズの荻原拓也選手と橋岡大樹選手、大宮アルディージャの奥抜侃志選手、埼玉西武ライオンズの平井克典選手らがビデオメッセージでエール。
「はたちの誓い」では全10区から選ばれた新成人が整列し、「誇りと責任を持つ」「夢を追い続け、将来は世界で活躍する」など決意を述べると、会場から大きな拍手が起こった。
式典後、新成人は同アリーナ内に設置された大きな看板を目印に、市内の中学校別にそれぞれ集まり、旧友との再会に笑顔を見せた。
運輸業で働く見沼区の古山大樹さん(20)は「今の仕事を頑張り、いつまでも続けたい」と意気込み。緑区のお茶の水女子大学2年生、中司美穂さん(20)は「いろいろ迷惑掛けたけど、ここまで育ててくれてありがとう」と照れくさそうに、母親へ感謝の気持ちを伝えていた。