踏切内で座り込む…持病で動けなくなった高齢者男性を救助 羽生署、引きずり移動させた女性に感謝状
2020/01/18/00:00
羽生署(神丸憲司署長)は、踏切内で足が痛くなり動けなくなった高齢者男性を助けた人命救助の功労で、羽生市のパート森田悦子さん(64)に15日、同署で感謝状を贈った。
同署などによると、森田さんは昨年12月31日午後1時ごろ、羽生市南羽生の東武伊勢崎線踏切内に座り込んで動けなくなっている久喜市の70代の男性を発見。男性を抱えて引きずりながら踏切の外に移動させ110番通報し、人命救助に貢献した。
男性は持病で足が痛くなり座り込んでしまったという。森田さんは「孫をベビーカーに乗せて買い物に行く途中、遮断機の中の線路手前で座り込んでいる男性を見つけた。近くに人がいなくて、すぐに助けようと動いた。助けられてよかった」と振り返った。
神丸署長は「森田さんは介護経験があり、その場で適切に行動していただいた。そのまま男性を放置していれば重大事故につながる恐れがあった」と話し、感謝した。