<高校ラグビー>県新人大会、19日開幕 川越東、昌平、深谷の3校が中心 3校追う浦和、正智も有力
2020/01/18/00:00
ラグビーの県高校新人大会は19日、昨秋の全国高校埼玉大会4強と東西南北の各地区予選を勝ち上がった12チームの計16チームが参加して開幕する。優勝チームが手にする全国高校選抜大会(3月20~31日・熊谷ラグビー場)の切符と、上位2チームに与えられる関東高校新人大会の出場権を争う今大会を展望した。
優勝争いは川越東、昌平、深谷の3校を中心に展開されそう。だが、連覇を狙う浦和や昨秋の埼玉大会4強の正智深谷など、3校を追うチームも実力差は小さく、群雄割拠の大会が予想される。
昨秋の県準優勝の川越東は、FB江田が新主将を務める。前チームの主力が多く残ったバックス陣が強力で、特にWTB渡辺のスピードと決定力は大きな武器。川越東と準々決勝でぶつかりそうな北部地区予選1位の深谷は、プロップ竹内と新主将のロック須藤が昨季から引き続きFWの軸として残り、持ち前の堅守は健在だ。同予選の2試合で計158点を奪い、高い得点力も備える。
昌平は、体重が100キロを超えるフッカー菅野や、染谷、細井の両プロップのタックルが強烈。前チームから主力のSO篠崎、WTB黒埼ら経験豊富な選手も残る。全国高校大会で16強入りを果たした浦和はCTB東島、フランカー箕浦、プロップ大塚ら、能力の高いメンバーがそろう。ただ、昨季の主力のうち13人が入れ替わることに加え、新チーム始動が遅れたのは不安材料か。
正智深谷と同じ北部地区の熊谷工による顔合わせは、1回戦屈指の好カード。かつて全国の舞台で活躍したチーム同士が、いきなり激突する。南部地区予選を安定した力で制した伊奈学園、東部地区予選1位の獨協埼玉、西部地区予選を首位突破した川越も上位進出を狙う。