浦和西署は17日、さいたま市南区の無職女性（75）が長男などを装った男から、うその電話を受け、現金105万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として調べている。

　同署によると、15日午後1時ごろから複数回にわたり、「仕事の書類を間違えて違う所に送ってしまった」「失敗のせいで500万円が必要」などの電話があった。信じた女性は同6時ごろ、自宅付近の路上で長男の上司のおいと名乗る男に現金105万円を手渡した。女性が16日、長男に電話したところ会社でのトラブルなどはなく、だまされたことが判明した。

　現金をだまし取った男の特徴は20代で身長170センチ程度の痩せ形、黒髪の短髪で黒いコートとズボンを着用していた。