埼玉きょう夕方、激しい雷雨も…突風など注意 昨日は猛暑さいたま38・5度、越谷38・4度 熱中症90人超搬送
2023/07/13/13:13
埼玉県内は12日、高気圧に覆われた影響で各地で気温が上昇した。熊谷地方気象台によると、最高気温はさいたま市で38・5度、越谷市で38・4度、所沢市で38・0度を観測するなど、県内の観測地点8カ所のうち、5カ所で今年の最高気温に。県によると、同日午後4時現在、熱中症や熱中症疑いにより県内で重症2人を含む計94人が搬送された。
13日も暖かく湿った空気や上空の寒気の影響を受け、大気の状態が非常に不安定になり、活発な積乱雲が発生する可能性があるという。天気は曇り時々晴れだが、夕方からは雷を伴って激しい雨の降る所がある見込みで、同気象台は引き続き、突風などへの注意も呼びかけている。
県消防課によると、12日の搬送者の内訳は男性65人、女性29人。65歳以上の高齢者は55人だった。
県環境科学国際センターによると、県内24カ所に設置された「暑さ指数計」全てで、湿度や気温などが「危険」とされる水準に達した。全地点で「危険」となるのは観測を開始した10日から3日連続。同センターの担当者は「県南部では午前9時前から危険水準となった地域もある」とし、「前日が暑いと朝でも気温が下がり切らず、危険な場合がある。指数を確認し、熱中症対策を心がけてほしい」と話した。