NMB48単独コンサート開催 キャプテン小嶋花梨さん(埼玉出身)ら16人出演「京セラDに向けて熱く」
大阪・難波を拠点に活動するアイドルグループNMB48は19日午前、東京・水道橋の東京ドームシティホールで「NMB48選抜メンバーコンサート~10年目もライブ至上主義~」を開催した。(森本勝利)
この日は、2018年に2代目キャプテンに就任した小嶋花梨さん(20)=埼玉出身=をはじめ、結成当初から中心メンバーとして活躍する吉田朱里さん(23)や白間美瑠さん(22)、今月25日にソロコンサートを行う梅山恋和さん(16)ら将来を担う次世代メンバー総勢16人が出演した。
ライブは今年10月に結成10周年を迎えるグループの軌跡を振り返るVTRで幕を開けた。
1曲目は研究生公演の表題曲で、初代キャプテンの山本彩さんが作曲した「夢は逃げない」でスタート。センターを小嶋さんが務め、1期生の吉田さんと白間さんが両脇を固めるフォーメーションで、次の夢へと向かう今のNMB48を象徴した布陣となった。
曲中の「頑張れ!」というセリフを、「頑張ろう!」と替えて呼び掛けた小嶋さんの思いがファンにも届き、早くも会場との一体感が生まれた。
その後は「しがみついた青春」、「サササ サイコー!」、「ワロタピーポー」とアップテンポなセットリスト(曲目)で、客席は熱気に包まれた。
小嶋さんは「京セラドームに立つという目標に向けて、今年初となる今日のライブはスタートダッシュを切るな大事なコンサート。私たちと一緒に熱いライブを作っていきましょう」と意気込んだ。
ユニットでは「僕はいない」、「僕らのユリイカ」など、タイトルに「僕」が付く楽曲全8曲が続いた。
小嶋さんは加藤夕夏さん(22)や川上千尋さん(21)さんらとともに、「僕以外の誰か」を披露。キレのあるダンスでファンを魅了した。「僕だって泣いちゃうよ」ではメンバーの「夢」をVTRで発表し、小嶋さんは「全国放送のMCアシスタントをつとめたい」と意気込んだ。
後半は「NMB48衣装総選挙」として事前投票で集めた楽曲衣装のランキング上位16位を発表。ファッションショー形式で披露すると客席からは大きな歓声が上がった。その後は「甘噛み姫」、「カモネギックス」、「初恋至上主義」などシングル曲を披露し本編は終了した。
アンコールではメンバーが客席に登場。「NMB参上!」を皮切りに「ナギイチ」、「北川謙二」とグループの代表曲を続けて披露した。
最後の挨拶で感想を聞かれた塩月希依音さん(14)は「みなさんにこれからもNMB48至上主義になっていただけるように頑張りたい。私自身もNMB48に必要とされる存在になりたい」と宣言し、10年目一発目となったライブを締めくくった。
=埼玉新聞WEB版=