生活保護を不正受給、容疑で夫婦逮捕 家政婦の妻、26万円超の月収隠す…不正受給で「生活が楽」/川越署
2020/01/21/00:00
生活保護費を不正受給していたとして、川越署は20日、詐欺の疑いで、川越市砂新田、無職の夫(70)と家政婦の妻(71)を逮捕した。
逮捕容疑は2016年4月~同9月の間、川越市生活福祉課職員に対して、就労収入があったにもかかわらず、その事実を隠して、収入を過少に記載した報告書を提出するなどし、生活保護費計約82万円をだまし取った疑い。
同署によると、翌17年、同市が生活保護費算出のため聞き取り調査を行い、妻が定期的に収入を得ていたことが判明。同年5月、署に相談。昨年10月、署に告訴していた。逮捕容疑の半年間で約160万円、月平均26万円を超える収入を得ていた。夫婦は10年10月~17年4月まで、同市の生活保護費を受給していた。2人は「間違いない」と容疑を認め、不正受給について「生活が楽になるから」と供述しているという。