埼玉新聞

 

女子トイレ盗撮、教諭免職「警察番組を見て自分にもできそう」 別の教諭は停職、別居妻に包丁突き付ける

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県教育局は23日、勤務先の熊谷市立小学校の女子トイレに盗撮目的でカメラを仕掛けた臨時任用の教諭(24)を免職の懲戒処分としたと発表した。教諭は昨年12月、建造物侵入の疑いで逮捕、起訴されている。

 同局小中学校人事課によると、教諭は昨年12月5日午後0時15分ごろ、女子トイレの個室に侵入、補充用トイレットペーパーに2センチ四方の小型カメラを仕掛けた。児童がカメラを発見し、校長が映像を確認したところ、教諭が映っていたという。

 教諭は児童らがカメラについて話しているのを聞き、学年主任や校長に申し出た。同局の聴取に対し、「盗撮に興味があった。警察の活動を紹介するテレビ番組を見て、自分にもできそうだと思った」と話したという。

 また、同局は児玉白楊高校の男性教諭(29)が昨年6月、別居中の妻の実家に侵入し刃物を突き付けたとして、停職6カ月の懲戒処分とした。

 教諭は6月8日、自宅を訪ねてきた妻らの話を聞かずに追い返したが、「何の話か気になった」と翌9日午前2時半ごろ、妻の実家に侵入。妻に馬乗りになり、持参した包丁を顔に突き付けた。妻が通報し、教諭は逃走後、寄居署に出頭した。暴行などの容疑で逮捕後、妻と示談が成立。銃刀法違反罪で罰金10万円の略式命令を受けて納付した。

 さらに、同局は県立所沢西高校の男性教諭(53)を文化祭の徴収金約70万円の管理を怠り、収支が約4万円合わない状況を生じさせたとして、戒告処分とした。

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