埼玉新聞

 

<センバツ>西武台は補欠校、初出場以来の甲子園切符届かず 夢の舞台は実現可な目標「夏は自力で」

  • 河野監督(右)の話を聞く西武台の選手たち=24日午後、西武台高校

 初出場した1988年以来、32年ぶりとなる選抜大会の切符は届かなかった。食堂で朗報を待っていた西武台の部員たちは結果を聞くと、顔を下に向けて悔しさをにじませる選手も。河野監督は「実力不足もあって選ばれなかった。(夏の甲子園出場を)自力で勝ち取れるよう、キャプテンを中心に取り組んでいくしかない」と語り掛けた。

 昨年の秋季関東大会では、準々決勝で健大高崎(群馬)に2―3でサヨナラ負け。それでも8強入りを果たし、選出される望みを抱きながら練習に励んできた。

 主将の小松は「選抜に出られないのは悔しいけれど、夏は徳栄さんなどの強豪を倒して甲子園に出場したい」と切り替える。補欠校に選ばれたことが示すように、夢の舞台は実現可能な目標だ。

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