埼玉新聞

 

体や心を温める古今東西の鍋料理が一堂に 和光でニッポン全国鍋GP、来場者の投票で日本一を決定

  • 全国の鍋料理を味わおうと、列を作る来場者。参加者の投票でご当地鍋グランプリが決定される=25日正午ごろ、和光市広沢

 地方の食材や独自の調理法、各家庭の工夫や食べ方など古今東西の鍋料理は体や心を温めてくれる。そんな代表的な冬の風物詩を一堂に集めた「ニッポン全国鍋グランプリ2020」(和光市商工会主催)が25日、和光市役所脇の市民広場など特設会場で始まった。26日までの2日間、北海道や広島、愛媛など全国各地からエントリーされた計54鍋が出店。来場者の投票でご当地鍋日本一を決定する。

 鍋グランプリは日本の食文化の普及や地域おこしを応援しようと、16年前から毎年、和光市で開催され、昨年から1年ごとに東西の会場で開くことが決まった。19年は兵庫県姫路市で催された。

 2年ぶりに和光市で開催された今回は午前10時から午後3時まで開かれ、各店舗で鍋1杯当たり300~600円で販売。来場者らは各鍋を購入し、空のおわんと引き換えに提供される投票券に好みの鍋料理を記して、場内2カ所に設置された投票所で投票した。

 妻と子ども2人で訪れた東京都練馬区の会社員男性(42)は「子どもがカニ鍋を食べたいというので連れて来た。いろいろな鍋が食べられて楽しい」、和光市の主婦(35)は「来るのは今日で2回目。仙台のカキ鍋を食べたところ。これから何食か食べたいです」と話していた。

 26日は午前10時から開催。午後1時に投票(投票券配布は午後0時40分まで)を締め切り、午後3時にグランプリを表彰する。

 問い合わせは、市商工会(電話048・464・3552)へ。

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