埼玉新聞

 

<Tリーグ>T・T彩たま、琉球アスティーダに3-2 深谷でのホーム初開催、勝利で飾る

  • 勝利の立役者となったT・T彩たまの平野友樹=25日、深谷市の深谷ビッグタートル(Tリーグ提供)

 卓球Tリーグ男子のT・T彩たまは25日、深谷市の深谷ビッグタートルでホームゲームを初開催し、琉球アスティーダに3-2で勝利した。(森本勝利)

 第1マッチのダブルスは松山祐季・高見真己の大学生ペアと、チュセヒョク・村松雄斗ペアが対戦した。相手ペアは男子チーム初のカットマンダブルスで、多彩なカットやドライブに対応できず、0ー2で敗れた。

 第2マッチは松平健太と吉村真晴が対戦。松平は1ゲームを取られたが、落ち着いて2ゲームを連取した。吉村が1ゲームを取り返し、最終ゲームに突入。松平は9-6と優位に進めたが、タイムアウト後から連続失点を喫し、2-3で惜敗した。

 第3マッチは平野友樹と木造勇人が対戦した。平野は1ゲーム目を先取し勢いに乗るかに思われたが、2、3ゲーム目を取られる苦しい展開。4ゲーム目を平野が奪い迎えた最終ゲームは、一進一退のラリーの攻防戦となった。9-9の場面、平野が痛恨のサーブミスで相手にマッチポイントを握られたが、そこから3点連取し逆転勝利した。

 第4マッチはTリーグ3度目の対決となった神巧也とチュセヒョクが対戦。持ち前のガッツ溢れるプレーで、チュセヒョクのカットを打ち抜いた。過去2度の対戦は最終ゲームまでもつれる大接戦だったが、今回は3-0でストレート勝ち。チームのキャプテンを務める神のダイナミックで気迫のこもったプレーに、会場は大きな盛り上がりを見せた。

 ヴィクトリーマッチ(VM)に登場したのは、第3マッチで勝利した平野と高校の後輩である吉村。試合は終始平野が圧倒し11ー4で快勝した。勝利の立役者となった平野は「やりづらさはなかった。第3マッチを接戦で勝ったことが自信になり、VMは思い切ってやることだけを考えて勝つことができた」と話した。

 チームカウント0-2の厳しい展開だったが、最後まで諦めず熱い声援を送り続けた地元ファンに後押しされ、崖っぷちからの勝利を一緒に掴んだ。

※高見真己の「高」ははしごだか

=埼玉新聞WEB版=

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