蕨駅のホームドア、2月29日から使用開始 ホームから転落した視覚障害者の死亡事故を受け設置
2020/01/27/00:00
JR東日本大宮支社は、2月29日から京浜東北線蕨駅でホームドアの使用を開始すると明らかにした。2017年に視覚障害者の男性が同駅ホームから転落して死亡した事故を受けて設置が検討されていた。
今回導入されたのは、JR東日本メカトロニクスが開発した「スマートホームドア」。ドア形状をフレーム構造にすることで、安全機能はそのままに従来のホームドアより重量を軽減した。
同駅では17年1月、盲導犬を連れた視覚障害者の男性がホームに転落した後、列車に接触して死亡する事故が発生。同年10月から、国や県、蕨市などと協力して設置工事を進めてきた。
同大宮支社は「転落事故の防止対策はホームドア設置の柱。ホームドアを付けることで、安心して利用してもらえるようになれば」としている。